対柔道
- 2012/01/28(土) 20:57:48
少林寺拳法の拳士が柔道家と対したときにいかに対処するか。
というのをよく聞かれるので、記事に書いてみました。
私は学生のころから拳法と柔道を平行して続けています。
ですので、ルールの範囲内で柔道の練習において拳法の技を使っていました。
拳法をあまり知らない人が聞くと
「殴ったり蹴ったり?」
と思うかもしれませんが、拳法にはそれ以外にもいろいろな技がありますのでちょこっとご紹介したいと思います。
私でしたら柔道家に対した場合
まずは組む
ことを考えます。
普通考えた場合、つかまれる前に倒せ、というのがセオリーっぽいですが、私は逆だと思います。
柔道は動きが速い。かつ、体中を鍛えており、また打たれ慣れていることから(乱取り中の接触で頭突きや拳は当たり前です)生半可な打撃技では通用しません。
さらに突き蹴りを行なうということは自らバランスを崩しにいっているようなものです。
そして組んだら拳法の基本である
守法(柔道でいう自護体のようなもの)
で守ります。
ここで守ることができないのであれば、実力差があったということで諦めましょう。
しかしきちんと基本を守った手法ができれば上位クラスの柔道家にも十分通用します。
ただし守法ですが、表投の要領で
相手の釣り手と引き手の上に自分の手を置き、軽く絞って
ください。
これで相手は投げにいけません。
ただし相手の頭突きには充分注意してください。
相手は引き崩しきたときに隙を見て当て身を打ち込んでください。
間違っても目打ちや金的は使ってはいけません。
金的はバランスを崩しやすいので一か八かになるし、目打ちでは相手は止まりません。一度組んだら目をつむっていても投げれるしね。
相手を突き放す技法、いわゆる
熊手であごをかちあげる、頸動脈に手刀切り、鼻に頭突き、仏骨に入れる
なんかが使い勝手がよく、同時に身を守ることにもつながります。
結局のところ、きちんと拳法を修行していれば、変化球は必要ないってことです。
捕まれたときにいかに対処するかがポイントです。
でも私もいろいろ柔道家を知っていますけれども、はっきりいって
恐竜
です。
極力けんかは避けたい人種です。
特に寝技に入られたら、経験のない人であれば100%負けますね。
最後に今までの経験から対柔道の試合で私が使っている技を紹介します。
■使える技:腰挫き、一本背投げを大車輪受け身
大車輪は立つのは難しいが、腹ばいで落ちることはできる。
■使えなかった技:表投、振捨表投
ただし表投の全段階である手法は相手の投げを無効化する上で必須です。
投げまではちょっと・・・ 小学生だったら投げれるんだけどなあ。
振捨表投は使えたことがありません・・・
ただし、相手の踏み込みのタイミングを盗むという意味で練習することは非常に重要です。
ちなみに仏骨投げは使えば絶大な効果を発揮しますが、超度級の反則技であり、柔道界から追放されることでしょう。
最後に柔道の弱点を1つ。
刃物に弱い。
パトカーに載っていた時の話ですが、刺された柔道の先輩方を何人か聞いています。
ですから、本物の経験をつんでいる柔道家はいきなり組み付いてきたりはしないものです。
だからわかっている柔道家は自分から喧嘩なんか仕掛けてこないと思うんですけどね。
ではまた。
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柔道
- 2012/01/22(日) 16:59:14
柔道。いまや世界のJUDOです。
いまさらこのようなメジャーな武道を普通に紹介することもないと思いますので、
スポーツではなく格闘技
としての側面を紹介します。というのも非常に実戦的な側面を持っているからです。
柔道って空手やボクシングと比べてスピードが遅いというイメージを持っていませんか?
とんでもない!!打撃格闘技と比べても
何ら遜色のない
スピードを持っています。
その特徴としては
○横の動きが速い
○着衣をつかんだ後も速く動ける
○移動中のバランスがいい
といった特徴があり、しかも着衣をつかむとすぐに、激しく動きながら引き崩しにかかるので、相手は
バランスを保つのに精一杯
でなかなか相手は殴りかかったりすることはできません。
ただ、着衣をつかみにくるその瞬間だけが唯一、足の止まるときです。
また、100キロ以上ある、あんこ型の柔道家がいます。
こういうタイプはゆっくりと動くため、一見スピードが遅そうに見えます。
ですが技に入る瞬間だけまるで
ビデオの早送り
のように速くなり、そのギャップはすごいものがあります。
そして柔道を、非常に実戦的な武道にしている技術が
寝技
です。
絞め、関節技、押さえ込み、等いずれも一撃必殺です。
特に
相手の首を絞めていい
なんていう、格闘技は世界を探してもあまり見あたらないと思います。
柔道家の体は全身筋肉のかたまりです。
体を作るには最適の武道かもしれません。
柔道と掛け持ちで他の武道を続けたり(私もだけど・・)、柔道から転身して他の格闘技で活躍している人が多いことからも分かると思います。
その、体をつくり、さらに柔道を実戦的なものにしている特徴的な練習方法が
乱取り
です。
打撃格闘技はなにかしら、制約付きでしか乱取り、組み手等の練習はできません。
ボクシングも派手に打ち合っているイメージがありますが、実際、試合形式で本気のスパーリングをすることはそれほどありません。
その他の打撃格闘技においても、顔面をついてはいけない、服をつかんではいけない、防具付き、等いろいろな制約のルールがあります。
その点、柔道はほぼ制約なく自由に技術を使うことができますし、また応用も利くので、たとえば
頭から相手を落とす
なんてことも簡単にできます。
さらに技術を駆使して闘う楽しみも味わうことができますし、非常に優れた練習方法だと思います。
問題点もあります。それは
非常に怪我が多い
ことです。
柔道の一流選手でなんの持病も持っていない人はまずいません。
その怪我も、たとえば乱取り中に変な倒れ方をして骨折した、等であれば仕方のない面もあります。
ですが、
長年の疲労が蓄積して膝や腰がぼろぼろ
といったケースが非常に多いのです。
これは乱取りの弊害であり、試合第一主義の結果だと思います。
もうちょっと、たとえば同じく柔道の盛んなフランスのように、おじいちゃんが
ちょっと道場によって気軽に汗を流して帰る
といったまるで軽くテニスでもしにいくような気軽な感じがあってもいいと思うのですが・・・
何てったって世界のJUDOですから。
ではまた。
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逮捕術
- 2012/01/15(日) 21:57:05
今日は逮捕術について紹介したいと思います。
皆さんにとってもまずなじみのない格闘技と思います。
ルール的には日本拳法とほとんど変わらないのですが、
まさに
似て非なるもの
であり、名前の響きとはまるでかけ離れた
凶悪で、かつ恐ろしい競技
ですので(むしろ喧嘩術?)、そこら辺のところを追々説明していきます。
まず、基本的なことからはじめますが、
剣道のような面、胴、小手にシューズ
といった出で立ちで、
三本勝負で二本先取
すれば勝ちとなります。
なお逮捕術にはいろいろな種目があり、
武器を使用する種目もいろいろとあるのですが、このページの趣旨から
徒手(素手の状態)
の種目に絞って紹介します。
決まり手は
突き(あご、胴への加撃)
蹴り(胴への加撃)
投げ(柔道でいう技あり以上の投げ技)
足取り(蹴り足をキャッチする)
制圧(相手がうつぶせ状態の時、相手の頭に乗っかり動けなくする)
です。
ローキック以外のほとんどの攻撃が許されており、かなり自由度の高いルールです。
ただ、想像すると分かると思いますが、
防具はかなり重たく
それをつけての投げやフットワークはかなりの重労働です。
よってまずこの競技に第一に求められるのは
体力
となります。
そして逮捕術の最大の特徴ですが、それは
異種格闘技戦
ということです。
つまり、いろいろな格闘技経験者の集まりなのです。
小さいときから逮捕術をしてきた人間は当然ですがいません。
また選手生命もその過激さから非常に短いです。
よって、他の格闘技の経験者が集まり2〜3年ほどで選手として活躍した後引退する、といった構図になっています。
また出てくる選手が半端ではなく、柔道、拳法等の全日本クラス(それも優勝とか)が
ごろごろ
しており、
またその選手の幅も広く、私が対戦しただけでも
柔道、日本拳法、フルコン系空手、ボクシング
から
ラグビー、砲丸投げ(?)
にいたるまで、等々、非常に多彩なその道のプロたちがいました。
また、その戦法も各自非常に個性的であり
つかむために体中をガードして
丸まった格好のままにじり寄って来たり、
軽快なフットワークを使い
逃げ回ったりと、およそ決まった基本やセオリーはなく、みんなが独自の動きを持っているのがおもしろいところです。
また、出てくる人間やそのルールの過激さから非常に怪我が多く
骨折は当たり前、
アキレス腱を切るものも多く、私自身、いま逮捕術の怪我で膝の靭帯を切って入院している等、とても人様におすすめできる競技ではありませんが、見ているぶんには非常に
エキサイティング
です。
ちなみにまわりの応援は
突き飛ばせ、踏みつけろ
等、あまり上品とは言えず「逮捕術」という名前とのギャップがかなりあるところが笑えます。